吉澤嘉代子

    吉澤嘉代子

    【吉澤嘉代子 インタビュー】
    お守りみたいなものになる曲にしたいと思って書いた

    2ndシングル「残ってる」が各方面から大絶賛された吉澤嘉代子が新曲「ミューズ」をリリースする。開放感のあるキャッチーなメロディー、躍動感あふれるポップなサウンド、そして力強い歌詞。女性に向けた新しいアンセムの誕生だ。

    ニューシングル「ミューズ」はアレンジャーに蔦谷好位置氏を迎えられましたね。

    テレビやラジオで蔦谷さんが私の曲を評価してくださっていて。評価してくださる方と新しい曲でご一緒できるのはすごくいいことだなと思いましたし、蔦谷さんにお願いしてみたいなと思ったんです。

    今年1月に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』の“2017年の年間ベストソング特集”で蔦谷氏が「残ってる」を絶賛されていましたが、あの時点で話があったのですか?

    あの時は全然なかったです。「ミューズ」が出ることも決まってなかったですし。蔦谷さんは以前からご一緒したいなと思っていたんですけれども。

    とにかくサビのメロディーが開放的で、ポップなんだけれども力強い。そういうナンバーになりましたね。

    この曲をプレゼントしたいと思う友達がいて、その友達に向けて書いたというのが一番大きかったんですけど。生きていてどうしても心に傷が付いたり、いろいろな想いをしたりする中で、それをいつか美しく思ってもらえるような歌になったらなって思ったんです。曲を書く上で言葉を選ぶのは当たり前のことなんですけど、誰かに向けて書くことっていつもと違う繊細さが必要というか、より丁寧な扱いになるんですよね。なので、“最後まで責任を持って書かなきゃ”って長く苦しみました。別にその子に“これはあなたの曲だよ”って渡すわけではないんですけど、人に向けて書くというのは憶測で簡単に書けない部分があると思うので。これまでは主人公像を設定して、どんな出来事があって、その主人公の心にどんな変化があるのか…とか、物語として書くことが一番多かったんですけど、「ミューズ」はそうではなくて。物語ではなく心象風景を描こうとした時に、言葉のひとつひとつが誰かを傷付けることがないように、間違いがないように言葉を選ぶことがすごく難しかったです。でも、どうしても書きたくて大事に書きました。

    それだけ「ミューズ」は吉澤さんにとって重要な楽曲だということになりますか?

    今の自分にとってはそうでしたね。“今、そういうものが自分に書けるのか?”という挑戦でもあったというか。やさしい言葉で…ということは考えましたね。やさしい言葉で分かりやすくできたらと思ったんです。

    確かに《透明な雨が降りそそぐ 川は激しく濁り やがてまた 水の底を映す》とか、《憧れが磨かれるとき 大切な使命は報われるだろう 鉄はとけてさめて形になる》とか、日めくりカレンダーにしたいほどの内容ですし、何しろサビの《戦っている貴方はうつくしい》からして分かりやすい。所謂サビ頭ですし、メッセージ性の強さも感じます。

    ありがとうございます。メッセージ性って今までは意識していなかったんですけど、確かにこの曲は強いですね。

    前作「残ってる」とはガラリとトーンが違うアッパーなサウンドも歌詞にフィットしてますよね。

    「残ってる」も前々作「月曜日戦争」も全ての女性に向けている楽曲で、「残ってる」は“私もこういう感覚を知ってるよ”というものだったんですけど、「ミューズ」はその人を全肯定できるような曲にしたいなと思って書いた曲だったので、アプローチは違うものにしたいと思ったんです。「月曜日戦争」ではお仕事、「残ってる」は恋愛の要素がすごく強かったんですけど、「ミューズ」では自分自身の生き方や過去との向き合い方をメインに、お守りみたいなものになる曲にしたいと思って書きました。

    取材:帆苅智之

    吉澤嘉代子 プロフィール

    ヨシザワカヨコ:1990年6月4日、埼玉県川口市生まれ。鋳物工場街育ち。父の影響で井上陽水を聴いて育ち、16歳から作詞作曲を始める。ヤマハ主催『The 4th Music Revolution』JAPAN FINALにてグランプリとオーディエンス賞をダブル受賞したのをきっかけに、2014年にメジャーデビュー。国内の大型フェスヘ出演し、全国ホールツアーも成功。私立恵比寿中学や松本 隆との共作によりシンガークミコへ楽曲提供も行なう。吉澤嘉代子 オフィシャル HP
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    シングル「ミューズ」【初回限定盤(DVD付)】
    シングル「ミューズ」【通常盤】